子育てしやすい賃貸物件〜エリアと間取りで探してみたらこうなった〜

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塩とこしょうのスパゲッティー

東京時代を振り返ってみると、お金はなかったが、ひもじい思いを感じたり、東京出身の友達をうらやましく感じたりしたことはあったが、それでも楽しかったです。
生活は質素になるが、お金では買えないものを手に入れることが出来た時期だと思います。
何でも金さえあれば買える東京だが、決してみんながお金があるわけではないのは当然のことであります。
クラスには新聞奨学生の友だちもいて、生活に苦労してない車を乗り回して遊んでいる友達ばかりではもちろんなかったです。
飲みに行くとお金がかかるので、酒は原価で飲む、というのが合言葉となる友達も出来ました。
ほとんどが地方の出身者であったが、東京出身の友も交じり原価で酒を飲みながら、色々な話をしたものであります。
集まる場所は決まっていました。
東中野の賃貸のK君のアパートであります。
K君のアパートはトイレも共同のアパートで、家賃は私と同じくらいの2万円くらいでありました。
中は4畳半が1間あるだけで私の住んでいた所よりもかなり狭いのであるが、そのアパートが何かあると集合して飲み会が始まる場所でした。
東中野は大学からも近く、みんなが集まりやすい場所でした。
私は足立区西新井なので集まるには遠すぎました。
みんな各自1000円も出せば、好きなだけ飲んだり食べたり出来たものです。
そこで食べたスパゲッティーの味は忘れられません。
酒のつまみがスパゲッティーというのも変なつまみだと思うがみんなお腹を減らしていたので、格好のつまみになっていました。
具はないです。
味付けは塩とコショーだけであります。
塩とコショーだけのスパゲッティーは茹で上げるまでが大変だが、待つこと15分くらい、フライパン一杯に盛られたスパゲッティーをフライパンから直に争うように食べるのであります。
酒のつまみにぴったりでした。
5人くらい集まり、大学のこと、将来のこと、心配事などいろいろな話をしました。
あの時間は今から考えてみても貴重な時間でした。
もう戻ることは出来ないが、みんなそれぞれの道を歩んでいって卒業すると皆自分の生活に、仕事に帰り、集まることはなくなってしまったが、致し方ないことであります。
妻に塩とコショーだけのスパゲッティーを作って欲しいと頼んでも絶対作ってはくれません。
具がたくさん入っています。
あの時だからそんなにおいしいと感じたのだろうが、あのような生活はもう送れないでしょう。
広い庭の1軒屋に住んでいる今と、お金がなかった古い賃貸の狭いアパート暮らしの学生時代と比べると、昔の方が何でもおいしく、またそれを楽しんでいたと思います。
今は、お金も少しだがあり、子供がいて一見幸せそうに見えるかも知れないが、もう後戻りはできないのであります。
値段の高い料理を食べてもあの時のスパゲッティーには負けてしまうのです。
私が貧乏性だけなのかも知れないが、お金がなくても贅沢を感じることは出来るのであります。

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